自宅でのお手入れ……まずは一番先に鏡を見ましょう。そこにはあなたの肌履歴がすべて現れています。私はこれを肌ドック≠ニ言うんですけども「このシミはいつ頃から目立つようになったんだろう」とか、それに対して「どんなお手入れをしたかな?」と、これまでの肌習慣を全部チェックしてほしいのです。大抵皆さんは鏡を見ると、悪いところしか見ないんですよね。でも、肌を責めてもしょうがない! 太陽にあたるのはよくないとわかっていながら海に行ったり、忙しいと言い訳してはケアをさぼっていたのはアナタなんですから。でも、過去をくよくよ思い悩んでみても、何も始まりません。今すべきなのは、何を優先してケアしたいのか、方針を決めること。シミ? シワ? たるみ? 目的を決めてください。鏡は欠点を見るのではなく、目的を見つけるためのものなのです。

 そして、手を使ったケアに入ります。エステマシーンでも高級化粧品でもない、最高の道具は“手”です。そして“気持ち”。“皮脳同根”という言葉がありますが(これは私の永遠のテーマでもあります)、文字通り、皮膚は脳とつながっていて根が一緒なんです。だからもうダメだと思えば皮膚は衰え、きれいになりたいと思えば活力を増す。手というのは素晴らしいもので、体温があり、皮膚に密着します。使っているものをそうやって全部吸収することができるのです。だからこそ、気持ちを込めてお手入れすれば、その思いはきっと肌に伝わります。同じ化粧品でも気持ちを込めてつけるのと、適当にぱぱっとつけるのでは、浸透も効果も変わってきます。
 肌を手で愛おしんであげてください。そうすれば、きっと肌は応えてくれるはずです。

   
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